前妻の真行寺君枝「大口さんの分も頑張る」

　「神様お願い」「エメラルドの伝説」のヒットで知られるＧＳバンド「ザ・テンプターズ」のドラマーで、服飾デザイナーとしても活躍した俳優、大口広司（おおぐち・ひろし）さんが２５日午後１０時２０分、肝臓がんのため都内の病院で死去した。

　前妻の真行寺君枝が２６日夜、都内で会見。「めちゃくちゃな人でしたが、大口さんならではの感性から学ぶことも多かった」と前夫を偲んだ。昨年１２月２５日、一時危篤状態に陥った大口さんを見舞ったのが「３、４年ぶり」の再会に。その時、大口さんは筆談で「こんな姿を見せたくなかった。ずっと謝りたかった」と謝罪したという。同２８日には、長男の弦人と親子３人、病室で数時間を過ごした。死去当日の今月２５日午前に見舞ったのが最後の別れとなった。この日は真行寺が昨秋出版した自叙伝「めざめ」の記念パーティー。「大口さんの分も頑張りたい」と瞳を赤くした。

2009.1.27 05:04 SANSPO.COM
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