集大成 型破りなサウンド ＰＯＬＹＳＩＣＳ

　そろいのつなぎに黒いサングラス。この珍妙ないでたちと、電子音を駆使した刺激的なサウンドで欧米でも注目を高めるシュールな４人組が、新アルバム「Ａｂｓｏｌｕｔｅ（アブソルート）　ＰＯＬＹＳＩＣＳ（ポリシックス）」を９月１６日に発表する。

　メンバーは全員日本人。ギターやプログラミングを担当するハヤシが、アメリカのニューウエーブバンド「ＤＥＶＯ（ディーボ）」に影響を受けたのがバンドの始まりだ。激しい生音に、電子音などを融合させた奇抜なサウンドが評判を呼び、２０００年にメジャーデビュー。活躍の場を広げ、国内のステージに限らず、昨年は５４本もの海外公演をこなすほどに成長した。

　新作には１４曲収録。ほとんどすべてテンポの速い曲で、３５分５５秒間、感情むき出しで走り抜けるといった趣だ。収録曲「Ｃｌｅａｎｉｎｇ」など、中にはさわやかなメロディーも一部ある。ひとときの、そんな、さわやかさにほっとするほど、全体的に攻撃的なサウンド。ロックと呼ぶか、パンクと呼ぶか、エレクトロニカと呼ぶか、曲ごとのジャンル分けは聴き手の自由だ。

2009.9.16 MSN産経ニュース
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タグ：Ａｂｓｏｌｕｔｅ　ＰＯＬＹＳＩＣＳ ＤＥＶＯ